野菜の育て方

家庭菜園でのほうれん草の育て方【ほうれん草栽培は害虫対策と土作りが重要】

投稿日:2021年11月17日 更新日:

ほうれん草栽培は害虫対策と土作りがポイント!

ほうれん草は初心者でも簡単に育てることができる野菜です。

 

ほうれん草をうまく栽培するポイントは土作り害虫対策です

 

まずはほうれん草栽培に適した土作り

 

ほうれん草は他の野菜に比べて酸性土壌に弱い特徴があります。

 

酸性土壌に弱いほうれん草を栽培するときは土作りのときに他の野菜に比べ苦土石灰を多めに投入ししっかりと土壌を中和しておきます

 

土の酸性土はpH6.5~7.0くらいがベスト。

 

酸性の土壌ではほうれん草の生育が悪くなるので種まき前の土作りは大切です!

 

次にほうれん草栽培に大切なのが害虫対策

ただ育てるだけなら簡単なのですが、虫がつかないように育てるのは少し工夫が必要です。

 

私は1度ほうれん草を害虫対策なしで育てたことがありましたが、収穫するときにほうれん草の葉に害虫の卵がびっしり産み付けられているのをみて収穫したほうれん草を食べるのが怖くなりました。。。

それ以来、ほうれん草を栽培するときは必ず防虫対策をするようにしています!

 

虫がつかないように育てる一番簡単な方法は農薬を使うことなんですが、せっかくの家庭菜園、できれば農薬は使いたくありません。

 

無農薬でほうれん草に虫がつかないように育てる方法は不織布でのトンネル栽培がオススメです。

 

ほうれん草の種まき直後から不織布トンネルでほうれん草の畝を覆って虫が入らないようにします。

 

不織布トンネル栽培は防虫対策の他にも春先のほうれん草栽培には寒さ対策にもなります。

 

ほうれん草は寒さにもある程度強い野菜ですが不織布トンネルでの防寒対策で春ほうれん草の生長が早くなります。

 

初夏のほうれん草栽培には不織布トンネル栽培だと熱くなりすぎるので防虫ネットの方が良いでしょう。

 

ぜひ不織布トンネル栽培で虫のついていないほうれん草栽培に挑戦してみましょう。

ほうれん草の育て方|ほうれん草の特徴

ほうれん草はヒユ科の野菜です。

ヒユ科の野菜は他にはビートなどがあります。

 

北海道でよく栽培されているビート、うちの近くの広大な畑にもほうれん草にそっくりの野菜が栽培されてましたがビートだったんですね~。

家庭菜園に興味が無かったら知らないままでした。

 

そんなヒユ科のほうれん草は原産はイラン周辺だと言われています。

イラン周辺からヨーロッパに伝わるときに丸い葉が特徴の西洋種のほうれん草が生まれました。

また、アジアに広がったのが葉がギザギザしている東洋種だと言われています。

現在では交配種が多く出回り西洋種と東洋種の良いところを受け継いでいます。

 

ほうれん草はなんて言っても栄養が豊富。

特に鉄分が他の野菜に比べて多く含まれています

貧血気味の方にはオススメの野菜ですね。

 

ベータカロチンとビタミンCも多く、特に旬の冬のほうれん草に多く含まれています。

 

こんな栄養豊富なほうれん草、ぜひ家庭菜園で育ててみたいですね!

ほうれん草の育て方|畑の準備

ほうれん草は葉物にしては害虫も少なく、わりと栽培しやすい野菜です。

 

ほうれん草は酸性の土壌に弱いので苦土石灰を気持ち多めで土作りします。

適正酸度はpH6.5~7.0くらいなので酸度測定器があれば計りながら土の酸性土を調整します。

 

 

堆肥と化成肥料を投入してしっかりと土を耕します。

 

ほうれん草は土の湿度が高いと病気になりやすいので畝は高めで水はけが良くなるようにします。

 

畝を立てたら寒冷地ではマルチを張った方が寒い時期は成長が早いです!

さらに不織布でトンネル栽培することで寒さ対策害虫対策ができるので一石二鳥ですね!

 

北海道で暮らす私の畑では毎年春ほうれん草は黒マルチと不織布トンネルで育てています。

 

ほうれん草の種まきはまず畝に蒔き溝を作ります。

深さ1センチくらいの溝を作ります。

支柱を使って溝を作るとまっすぐきれいな溝ができます。

ポイントは蒔き溝を平らにすることと、溝の土はふわっとさせるよりも少し押さえて土を締め気味にしたほうが発芽がそろいやすいです。

 

1センチ間隔で種を蒔き、覆土をかけて上から軽く土を押さえてやります。

 

種まき後は土が乾燥していると発芽率が悪くなるのでしっかりと水を与えて土を湿らせます。

 

ほうれん草の育て方|収穫までの管理

ほうれん草が発芽するまでは土の乾燥に気をつけます。

土を乾燥させすぎると発芽がまばらになるので発芽までは土の水分量に注意します。

 

ほうれん草が発芽したあとは今度は水のやり過ぎに注意します。

ほうれん草は過湿に弱く病気になりやすいので気をつけましょう!

 

ある程度育ってくると安定して成長してきますので、成長に合わせて間引きをしながら大きく育てていきましょう!

 

ほうれん草は元肥だけで十分育つので追肥はしなくて大丈夫でしょう。

ほうれん草の育て方のまとめ

科目:ヒユ科

栽培難易度:ふつう

栽培適温:10~20℃

日当たり:ふつう

水やり:発芽まではしっかり与える、発芽後は乾燥気味

株間:10㎝

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