野菜の育て方

家庭菜園での小松菜の育て方【小松菜栽培は害虫対策が重要】

投稿日:2021年11月18日 更新日:

害虫に狙われやすい小松菜栽培は害虫対策が重要!

小松菜は初心者でも育てやすい野菜なんですが、ただ1つ育てるのが難しいところが小松菜を狙う害虫が多いところなんです。

 

小松菜を狙う害虫たちの種類がかなり多いのです。

 

小松菜はアブラナ科の野菜なんですが、アブラナ科の野菜に寄ってくる害虫がとても多いんですね~。

 

これまでの小松菜栽培でよく被害を受けた害虫を紹介したいと思います。

 

小松菜がよく被害を受ける害虫の種類

①アオムシ(モンシロチョウの幼虫)

小松菜に寄ってくる害虫の代表のような存在のアオムシ。

アオムシはモンシロチョウの幼虫です。

 

モンシロチョウはきれいな蝶々なんですがその幼虫は野菜にとっては害虫になります。

モンシロチョウが小松菜の葉に卵を産み付けて、その卵がふ化して幼虫が小松菜の葉を食い荒らします。

アオムシは大きくなると小松菜の葉を食べる量が増えてくるので小さいうちに見つけて駆除しないと小松菜の被害が大きくなります。

 

②コナガ

コナガもうちで栽培している小松菜でよく見られる害虫です。

 

コナガの成虫が小松菜の葉に卵を産み付け、ふ化した幼虫が小松菜の葉を食い荒らします。

コナガの幼虫はアオムシと似ていてアオムシより少し小さめ。

捕まえようとすると糸を吐き出すときがあります。

 

コナガの幼虫も小さいうちに駆除しないと大きくなると小松菜の被害が大きくなります。

 

③ヨトウムシ

ヨトウムシも小松菜によく寄ってくる害虫です。

 

ヨトウムシは繁殖力が強く、卵も葉の裏にたくさん集団で産み付けます。

卵がふ化してしまうとたくさんの幼虫たちが小松菜を食害してしまうのでヨトウムシは卵のウチに見つけて駆除することが大切です。

 

葉の裏にかたまって卵を産み付けているのでカンタンに見つけやすいです。

葉っぱごと切り取って駆除します。

④アブラムシ

小松菜の栽培の仕方によってアブラムシもよく発生します。

 

アブラムシは小松菜の風通しが悪いときや肥料が多いときなどに大量発生しやすいです。

アブラムシが発生すると小松菜の生長が悪くなったり、病気になったりしますのでアブラムシの発生しづらい環境作りが大切です。

アブラムシを見つけたときは農薬を使わない場合は粘着テープで駆除するか水で洗い流すしか方法がないのでいかにアブラムシを発生させないようにするかが重要です。

春先の小松菜栽培の防虫対策は不織布トンネル栽培がおすすめ!

小松菜の害虫対策は一番簡単なのは農薬を使うことですが、せっかくの家庭菜園なので無農薬での害虫対策をオススメしたいと思います。

 

小松菜の害虫対策は春先の寒さ対策もふくめると不織布でのトンネル栽培がオススメです

 

不織布トンネル栽培での防虫対策でのポイントは不織布と地面の間にスキマを作らないことと種まき直後から不織布トンネルを設置しておくことです。

 

不織布と地面にスキマがあると害虫に内部に入り込まれ、小松菜に卵を産み付けられてしまいます。

そして不織布トンネルの中で害虫の幼虫たちは外的に攻撃されることもなく安全に小松菜を食害することができるので被害が拡大します。

不織布トンネルの中で害虫のライフサイクルができてしまうと不織布トンネルが虫かご状態となって栽培中の小松菜が全滅してしまいます。

 

不織布トンネル内に害虫を入れないようにすることが重要です。

 

また種まき直後から不織布トンネルを設置するのも発芽してすぐに害虫に卵を産み付けられないようにするために重要です。

 

夏場の暑い時期での小松菜栽培では不織布トンネルでは内部が熱くなりすぎるので防虫ネットによるトンネル栽培のほうが良いでしょう!

小松菜の不織布トンネル栽培のポイント

☑不織布トンネルと地面の間にスキマを作らない!

☑種まき直後から不織布トンネルを設置する!

小松菜の育て方|小松菜の特徴

小松菜はアブラナ科の野菜です

アブラナ科の野菜はとても多く、キャベツ、白菜、水菜などもアブラナ科の野菜です。

アブラナ科の野菜は育てやすい反面、害虫がつきやすいので無農薬の場合は害虫対策が必要です。

 

小松菜の原産はヨーロッパでヨーロッパから中国に伝わりそれから日本に伝わったとされています。

日本では江戸時代の初期に関東で栽培され、後に全国に広がったようです。

 

小松菜はベータカロチンカルシウム鉄分など多くの栄養が含まれる野菜です。

 

カルシウムはほうれん草の3倍以上多く含まれていて鉄分もほうれん草よりも多く含まれています。

骨や歯を丈夫にするカルシウムが多く含まれる小松菜はぜひ家庭菜園で育てて普段からたくさん食べたいですね。

小松菜の育て方|畑の準備

小松菜は成長が早く耐寒性もある栽培しやすい野菜です。

ただ害虫がつきやすいので無農薬の場合は害虫対策が重要になります。

小松菜は種から育てます。

まずは畑の準備。

植え付けの1~2週間前に堆肥、苦土石灰、化成肥料を土に投入ししっかりと土を耕します。

土を耕した後は畝を立てます。

 

寒い時期に栽培する場合は畝にマルチを設置した方が成長は早いです。

 

小松菜の種まきは1㎝くらいの深さで蒔き溝を作り、そこに1㎝間隔ですじ蒔きします。

種まき後は覆土をかけてしっかりと水を与えます。

 

無農薬で栽培する場合は寒い時期なら不織布、夏場は防虫ネットでトンネル栽培をして害虫対策をしておきます。

小松菜の育て方|収穫までの管理

小松菜は間引きしながら育てます

葉が重なり合ってきたら少しずつ間引きをして葉が重ならないようにして育てていきます。

 

間引きは葉がかけているものや背の高いヒョロヒョロのものを間引いていきます。

間引きをしないと風通しが悪くなり病気や害虫の温床となるので注意が必要です。

 

小松菜を間引きしないで育てるとこうなります。

☑小松菜を間引きしないで育ててみました!

 

小松菜は成長が早く30~40日くらいで収穫できます

 

小松菜は病気になることも少ないので家庭菜園ではぜひ育ててみたい野菜です!

小松菜の育て方のまとめ

科目:アブラナ科

栽培難易度:かんたん

栽培適温:15~25℃

日当たり:ふつう

水やり:発芽まではしっかり与える、発芽後は乾燥気味

株間:間引きをしながら5~6㎝

 

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