家庭菜園での間引きの重要性!
家庭菜園で野菜を育てていく中ではいろいろな作業があります。
支柱を立てたり、不織布のトンネルで野菜の苗を覆ってみたり、追肥、芽かき、摘心などなど数え上げればキリがありません。
今日はそのうちの1つ、『間引き』について考えたいと思います。
私が家庭菜園を始めた頃の『間引き』についての感想は。。。
「なんだかせっかく芽が出て育っているのに、抜いてしまうなんて、もったいないなぁ。」
。。。と内心はそんな気持ちでした。
ただ、そんな気持ちを抱きながらも、買ってきた家庭菜園の本にならい、間引きの作業をしていました。
間引きというのはほんとに神経を使う作業で、特に1回目の間引きの時などはピンセットでゆっくりと丁寧に抜かないと周りの残そうと思っている芽まで抜けてしまうのでタイヘンです。
そうやって間引きの作業をしてる中。。。
「どうせ間引きするなら始めから間隔をあけて種を蒔けばいいんじゃないか・・・」
。。。とも考えるようになりました。
しかし始めから間隔をあけて種を蒔くというやり方はリスクが大きく、例えば発芽率の悪い種では発芽がそろわなくなることもあります。
畑に発芽しない箇所が多くなると野菜の株がまばらになってしまい畑がスキマだらけになり、野菜の収穫の減少につながります。
また種まきの間隔が広いと発芽苗1本当たりの土を押し上げる力もかなり必要になるのでうまく芽が育たなかったり、また成長までの期間が長くなることにもなり、多く種を蒔いたほうがたくさんの芽が土を押しのけるので成長も早くなります。
小松菜を間引きしないで育ててみました!
今回、わたしの家庭菜園では小松菜を 間引きなし で育ててみました。
めんどくさい!?。。。訳ではありません。
実験的な感じで、どういう風に小松菜が育っていくのかを見て体験し、今後の小松菜の栽培に生かすためです。
小松菜は防虫ネットを掛けて育てていました。
防虫ネットを掛けてた割りに虫食いが多いのは今回は置いておいて。。。
小松菜の収穫前の見た目はふつうに間引きをして育てた小松菜とそれほど変わりなく見えます。
しかし今回育てて収穫した小松菜をじっくりと見てみると 少し茎の部分がヒョロ長く葉が小さい感じです。
さらにすみずみまで調べていくと。。。
内部には蒸れてしおれたり、枯れたりしている小さな小松菜がたくさんありました。
小松菜の株が混みあって育ってしまい 風通しが悪くなったのが原因 のようです。
そのほかではウチの小松菜にはめずらしくアブラムシがついているのも見られ、これも 風通しが悪かったのが原因 だと思われます。
小松菜の間引きをしなかった結果のまとめ
①小松菜の株の風通しが悪くなり、害虫の発生や病気の発生につながった
②小松菜の株が徒長気味になり、質の良い小松菜に育ちにくかった
やはり野菜を育てる時は種を多めに蒔き、生長を見ながらその都度間引きをし、育てるのが 良い野菜づくり につながると思います。
やはり 家庭菜園での野菜作りには『間引き』という作業は重要 ですね!