ピーマンの育て方|ピーマンの特徴
ピーマンはナス科の野菜です。
ナス科といえばトマトやジャガイモ、ナスなどたくさんの野菜がありますね。
ピーマンとナスが同じ科目なんて始めはピンと来ないかもしれませんが、育ててみると共通点が見えてきてすぐに同じ仲間と認識できるようになります。
ナス科は家庭菜園で育てる野菜に多く存在するので、連作障害を考えると栽培する場所を確保するのがタイヘンです。
ウチの畑も3.5坪ほどと狭い菜園畑なのでナス科の野菜は一部をプランターで育てたりして同じ場所で栽培することを避けています。
ピーマンは中南米の原産で、トウガラシの中で辛みがないように品種を改良し日本に入ってきたと言われています。
ピーマンはビタミンCが豊富に含まれていて、美肌効果がある野菜です。
またピーマンの種やわたに多く含まれるビラジンという成分は血をサラサラにする成分を含んでいて、脳梗塞や心筋梗塞の予防によいと言われています。
家庭菜園ではぜひ育ててみたい野菜ですね!
ピーマンの育て方|畑の準備と苗の植え付け
ピーマンは病気になることも少なく、初心者でも育てやすい野菜です。
ピーマンは苗から育てるのが良いでしょう!
地植えの場合はまず畑の土づくりから行います。
定植2週間前に苦土石灰を投入し、しっかりと土を耕し土の酸度を調整します。
土壌の酸性度はph6~6.5くらいが良いと言われていますがそこまで気にしなくても良さそうです。
土壌の酸性度が気になる方はこういう土の酸性度を計測する道具もありますのであれば面白いかもしれませんね。
苦土石灰を投入後、定植1週間くらい前に堆肥と化成肥料を入れてしっかりと耕し、畝を立てます。
畝幅は70cmくらいで畝高は10cm、ピーマンの株と株の間は50cm程度空けて植えつけします。
植え付け後は土にしっかりと根づくように水をたっぷり与えます。
ピーマンの苗がしっかり根づくまでは風よけをつけて苗を寒さから守りましょう!
プランター栽培の場合はプランターに培養土を入れて苗を植えつけます。
北海道や寒冷地では苗の植え付けはゴールデンウィーク後の方が良さそうですね。
ピーマンの苗は葉と葉の節間が均等で徒長していないもの、葉が緑色でツヤがあるものがいいでしょう。
一番花のツボミがあり、まだ咲いていないものがベスト。
葉の裏にはアブラムシなどが居ないかも確認しておきたいですね。
あとはシシトウの苗ともそっくりなので間違わないように注意が必要です。
良い苗の選び方
・茎が太い
・葉の節間が間延びしていない
・1番花が咲く前のツボミである
・葉の色が緑色で濃いもの
・虫がついていないもの
ピーマンの育て方|収穫までの管理と整枝のポイント
ピーマンは脇芽をそのまま放置しておくと葉があちこちで生い茂り風通しが悪くなり病気や害虫のアブラムシの発生につながります。
風通しが良くなるように整枝してあげましょう!
1番花の下のわき芽を2本だけ残してそれより下の他のわき芽はすべて摘み取ります。
脇芽は欠いても欠いても伸びてくるので定期的にチェックが必要です。
あとは株の成長を促すために1番花も実をつける前に摘み取ります。
ピーマンは主枝とわき芽2本の合計3本を伸ばす3本仕立てで育てます。
ピーマンは花が咲くたびに枝分かれしていくので内側に向かって伸びる枝葉は株の日当たりが悪くなるので整枝していきます。
ピーマンの剪定は株の風通しが悪くならないように適度に整枝していくのがポイントです。
枝はドンドンと分かれて増えていくので失敗して切りすぎても大丈夫!
思い切って枝を整えていきましょう!
ピーマンの支柱はまず株の横に本支柱を立てしっかりと株を固定します。
あとは3本仕立ての枝に沿って支柱を立てるか、もしくは周りに支柱を立てそこからヒモで結んで枝を支えるかのどちらかにします。
しっかりと枝を支えてあげないと実ができた重みで枝がポッキリと折れてしまうことがあるので注意が必要です。
ピーマンの追肥は実ができ始めたころから2週間に1回程度、化成肥料または液肥を与えます。
ピーマンは肥料切れをおこすと実なりが悪くなるので追肥は重要です!
追肥は化成肥料よりも扱いやすい液肥がおススメです。
その他ピーマンの特徴として乾燥に弱いという性質もあるので夏場の水切れには注意が必要です!
ピーマンは比較的寒くなってきても実がつくので秋くらいまで収穫が楽しめます。
ピーマン栽培のまとめ
科目:ナス科
栽培難易度:やさしい
栽培適温:25~30℃
日当たり:日なた
水やり:乾燥に弱い
株間:50cm
畝幅:70cm
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