初心者でもニンジン栽培を失敗しないコツは1つだけ!
ニンジン栽培を失敗せずに成功させる一番重要なコツは1つ!
ニンジンの発芽を成功させることです。
それくらいニンジンの種を発芽させることは難しいです。
私も初めてニンジンを育てたときは、まばらにしかニンジンが発芽しなくて失敗してしまいました。
なぜニンジンの発芽がこれほど難しいのかというとニンジンの種の2つの特徴のせいなんです。
まずは1つ目、ニンジンの種は乾燥に弱いんです。
ニンジンの種が乾燥してしまうと発芽しないし、少し発芽したとしても乾燥してしまうと枯れてしまいます。
なので種まきから発芽するまでは土を乾燥させないようにすることがニンジンを失敗しないでうまく発芽させるコツなのです。
そしてニンジンの発芽が難しいもう一つの理由がニンジンの種は好光性種子といって発芽の条件に光を必要とします。
なのでニンジンの種を蒔いたあとに覆土を多くかけ過ぎると光がニンジンの種に届かなくなり発芽しづらくなってしまうんです。
ニンジン栽培で一番重要なニンジンの発芽を失敗しないで成功させる一番のコツは、ニンジンの種が発芽するまでは土を乾燥させすぎないこと、ニンジンの種を深く埋めすぎたり、覆土を多くかけ過ぎたりしないことがニンジン栽培の成功の秘訣です。
ニンジンは発芽をうまくクリアできれば家庭菜園初心者でもカンタンに育てることができます。
ニンジンを失敗しないで発芽させる2つのポイント
☑発芽するまでは土を乾燥させない
☑タネを深く埋めない、覆土は少なめ
ニンジンの育て方|ニンジンの特徴
ニンジンはセリ科の野菜です。
セリ科の野菜は他にはミツバ、パセリなどの野菜があります。
ニンジンの原産地はアフガニスタン周辺で東西に分かれて伝わりました。
中国に伝わり日本に入ってきたニンジンが東洋種と言われるニンジンで「金時ニンジン」
と言われる細長いニンジンです。
ヨーロッパに伝わりそこから日本に入ってきたニンジンが西洋種のニンジンで太く短い特徴があります。
現在作られているニンジンは西洋種が主流となっています。
ニンジンの栄養成分はベータカロチンとカリウムを多く含んでいる特徴があります。
ベータカロチンは体内でビタミンAに変化し、抗酸化作用やがん予防に効果があると言われています。
ニンジンの育て方|畑の準備
ニンジンの土作りはまず土の異物除去から始まります。
ニンジンは根を収穫する野菜なので土の中に石や大きな異物などがあるとうまく根が育たずに根割れしたり、根が短くなったりします。
良いニンジンを作るにはしっかりと土の中の異物を除去することが大切になります。
ウチではニンジンを植えるときはまず粗めのフルイを使って土の中にある異物をとっていきます。
けっこう小石や前作の残渣などが出てきますね。
土から異物を取った後に苦土石灰、堆肥、化成肥料を投入し、しっかりと耕してから畝をたてます。
ニンジンは種から育てます。
さきほども書きましたが、ニンジン栽培でいちばん難しいのが発芽させることです。
ニンジンは好光性種子という種子で発芽の条件に光も必要とします。
種まきは1㎝間隔で深さは浅め、覆土は少なめで種に光が届くように種まきをします。
ニンジンは土が乾燥していると発芽しづらいので発芽までは土の乾燥に気をつけます。
またニンジンの種は寿命が短いのでなるべく新しい種を蒔くようにしたほうが発芽がそろいます。
ニンジンの育て方|収穫までの管理
ニンジンは発芽させることができれば後の管理は比較的かんたんです。
病気になることも少なく、害虫被害はたまにキアゲハの幼虫がつきますが見つけやすいので駆除しやすいです。
成長するときれいなキアゲハになりますので数匹くらいならニンジンと共に育ててあげると楽しみが2倍になります。
ニンジンの成長と共に間引きをしながら最終的に株間10㎝くらいになるようにします。
間引きの際は追肥とニンジンのアタマが土から出ないように土寄せし、雨で締まった土を少し耕してやると成長が良くなります。
ニンジンの育て方のまとめ
科目:セリ科
栽培難易度:発芽までがむずかしい
栽培適温:15~25℃
日当たり:日なた
水やり:発芽まではしっかり。発芽後は過湿に注意。
株間:10㎝