野菜の育て方

家庭菜園でのキュウリの育て方【キュウリ栽培の成功のコツは接木苗を選ぶ】

投稿日:2021年11月17日 更新日:

キュウリの育て方|キュウリ栽培の成功のコツは接木苗を選ぶこと!

家庭菜園初心者でもキュウリ栽培を成功させる近道はキュウリの苗に接木(つぎき)苗を選ぶことです。

 

なぜ接木苗を選ぶのかというとキュウリはとても病気になりやすい野菜だからです。

私も初心者の時から何度もキュウリ栽培に挑戦してきましたが、キュウリを収穫できずに失敗に終わった年も数回ありました。。。(泣)

 

栽培の途中でキュウリが枯れる原因はキュウリの株が病気になってしまうことでした。

ほとんどがウドンコ病が原因なんですが、この病気になるときはだいたい安いキュウリの苗を購入したときでした。

 

栽培の途中で株が枯れてしまうと植え替えるには手遅れとなってしまい、その年はキュウリ栽培を諦めざるを得なくなります。

 

病気になりやすいキュウリ栽培を成功させるには病気に強く品種改良された接木苗を選ぶ方が失敗が少なくなり、キュウリ栽培を成功させる近道となります。

 

私も毎年キュウリの苗は接木苗を選ぶようにしています。

少し費用がかかったとしてもキュウリ栽培を成功に近づけるように病気に強い接木苗を購入しましょう。

キュウリの育て方|キュウリの特徴

キュウリはウリ科の野菜です。

ウリ科の野菜といえば他にはスイカやカボチャ、ズッキーニなどがあります。

 

キュウリの原産はインド北西部のヒマラヤ山麓といわれていて、日本でキュウリの栽培が盛んになったのは昭和初期のことです。

 

キュウリは果実の95パーセントが水分でできているので夏場の水分補給には最適です。

栄養成分はカリウムが比較的多く含んでいて利尿作用によるむくみの解消などに効果があります。

 

キュウリの育て方|畑の準備と苗の植え付け

キュウリは夏野菜の代表的な存在です。

家庭菜園で採れるキュウリはやはりスーパーで買ってくるキュウリとは違いとても瑞々しくて美味しいです。

ぜひ家庭菜園で育ててみたいおススメ野菜です。

 

キュウリはツル性のウリ科の野菜で、支柱立て、ネット張り、摘芯、わき芽かきなど作業が多く慣れないうちはすこし育てるには手間がかかります。

 

また病気や害虫なども多く初心者が栽培するには少し難しいかもしれません。

しかし何度か栽培することでコツをつかんでいけば比較的簡単に育てられるようになるでしょう!

 

作業が多い分だけたくさんのキュウリを収穫できれば喜びも大きくなります。

 

キュウリは苗から育てるほうが手軽でいいでしょう。

慣れてくれば種から育ててみるのも面白いかもしれません。

 

キュウリの良い苗の選び方は本葉が3~4枚、節間がせまく葉が厚く濃い緑色をしている苗を選ぶと良いでしょう!

 

子葉も2枚残っているほうが良く、茎もしっかりとして太い苗を選びましょう!

キュウリは病気にもなりやすいので苗の葉に病気が発生していないかどうか、しっかりと確認します。

 

またキュウリは病気に強い品種や接ぎ木苗なども売られているのでそういう苗を選んだ方が比較的うまく育てられます。

 

きゅうりの苗の植え付け前の土づくりはまず2週間前に苦土石灰をまいて耕します。

土の酸性度は6.0~6.5くらいに調整します。

 

その後1週間前に堆肥と化成肥料をまき十分に耕します。

そしてここから畝立てを開始。

化成肥料は多く入れすぎるとアブラムシが大量に発生し、病気の発生につながりますのでキュウリの場合は堆肥のみ入れるほうがうまく栽培できます。

 

キュウリは1条植えなら畝幅60㎝で畝高は10㎝で畝を立て、苗の植えつける株間は50㎝くらいで良いでしょう。

 

苗を植え付けた後はしっかりと根付くように水をたっぷり与えます。

キュウリの育て方|収穫までの管理

植え付け直後は苗を寒さや冷たい風から守るため風よけを設置します。

風よけは土や堆肥の袋、米袋を利用して作ります。

 

風よけをしている間は仮の支柱を立てキュウリの苗を固定します。

寒さや風の心配がなくなれば風よけをはずし本支柱を立てキュウリネットを張りいよいよ本格的なキュウリの栽培の始まりです。

 

キュウリの支柱の立て方は直立式または合掌式で立てます。

 

ウチの場合は畑が手狭のため直立式で支柱を立て、キュウリネットを張っています。

育てるキュウリの株が1列で少ない時は支柱は直立式で十分です!

 

支柱の高さは最低でも地面から2mは欲しいところです。

キュウリは成長して上に伸びてくると節ごとに葉のつけ根から小ヅルが伸びてきます。

そのままにしておくとさらに小ヅルの節からも新たに孫ヅルが伸びてきます。

 

キュウリの株の成長を上へと促すために双葉からかぞえて5節までのわき芽はすべて摘み取り整枝します。

 

6節から上は子ヅルの葉を2枚残し摘芯していき、親ヅルは支柱の高さまで伸ばしてから摘芯します。

植えつけ1か月後くらいから追肥を開始し、実が採れるまでは2週間おき、実を収穫し始めたら週に1回肥料を与えます。

 

肥料は液肥の方が即効性があるので使いやすいでしょう。

 

キュウリは肥料が切れると実のつきが悪くなるので追肥は必ず忘れないようにします。

 

キュウリは地表から浅いところに根を張るので追肥は畝の肩から少し離れたところに溝を掘り与えましょう。

 

植え付けから1か月くらいで収穫できるようになります。

キュウリの実の長さが20cm、太さが3cmくらいになればちょうど収穫の時期。

キュウリの実は成長が早いので収穫の時期を見逃さないように注意が必要です。

キュウリ栽培のまとめ

科目:ウリ科

栽培難易度:ややむずかしい

栽培適温:18~25℃

日当たり:日なた

水やり:多め

株間:50cm

畝幅:60cm

 

 

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