ナスの育て方|初心者でもカンタンに育てる2つのポイント!
ナスは剪定があったり、また病気になることもあり初心者には少し栽培が難しい野菜です。
私もナス栽培はまだ3~4回くらいで初心者に少し毛の生えた程度ですが、ホントに初めてのナス栽培の時は訳も分からずに収穫も余りできずに終わってしまいました。
ナス栽培は始めからうまく育てることはできないかもしれませんが経験を積むことでだんだんと育てるコツが分かってきます。
コツさえ分かればカンタンに育てることができるようになるのでどんどんとナス栽培に挑戦してみましょう!
とりあえず初心者の方が初めてのナス栽培で気をつけるポイントは2つ。
一つめのポイントは3本仕立てという仕立て方で1本ずつに支柱を立て、その3本を伸ばしながらナスの収穫をしていきます。
その3本の枝から脇芽がたくさん出てきてどう剪定したらいいか分からなくなってきますが、始めは3本の枝を成長させながらナスを少しずつ育てるイメージで剪定していけばそれなりに収穫できると思います。
私も始めはナスの脇芽の剪定の仕方がイマイチ分からなくて、悩んでいるウチにナスが脇芽だらけになってしまいナスの収穫があまりできませんでした。
うまく枝を剪定しようとしても分からないのでとにかく思い切って剪定してみてオッケー。
間違ってもまたどんどんと脇芽が出てくるので。。。
1つの枝にたくさんナスを一度につけすぎないように剪定していけば良いと思います。
あとはナス栽培を何度も繰り返し経験を積むことで剪定技術はついていくでしょう。
もう一つのナス栽培のポイントは追肥を切らさないことです。
肥料が切れるとナスは花を咲かせなくなってしまうので2週間に1度は肥料を与えましょう。
この2つのポイントを意識しながら育てれば初めてのナス栽培でもそこそこ収穫できると思います。
初めてのナス栽培で気をつけるカンタンな2つのポイント
・3本の枝を伸ばしながらナスを育てるイメージで脇芽を剪定する
・追肥を切らさない
ナスの育て方|ナスの特徴
ナスはナス科の野菜です。
ナス科の野菜はトマトやジャガイモ、ピーマンなどたくさんの野菜があります。
ナスの原産地はインドで日本には中国から伝わってきました。
ナスは水分が多くカロリーが低いのが特徴の野菜です。
ナスの主な栄養分にはカリウムとナスニンというナス特有のポリフェノールが含まれています。
ナスニンはナスの皮の紫の部分に含まれていて抗酸化作用があり、抗がん作用もあると言われています。
またナスは食物繊維も豊富に含まれている野菜で、便秘の予防には欠かせない野菜です。
ナスの育て方|畑の準備
ナスは種から育てるとかなり長い時間がかかりますので苗から育てた方がカンタンに育てることができます。
家庭菜園の季節になるとホームセンターにたくさんの種類のナスの苗が並ぶのでカンタンに手に入れることができます。
ナスの苗は1番花のつぼみがついていて、茎が太く節間の短いもので葉の色は濃い黄緑色をしていてる苗を選びましょう。
他にはナスの苗に害虫がついていないかのチェックもしておきます。
ナスは病気になることも多いので多少値段が高くても接ぎ木苗を選ぶ方が良さそうです。
畑の準備はまず苗を植え付ける1~2週間前に苦土石灰、堆肥、化成肥料を土に投入ししっかりと耕します。
耕したあとは畝を立ててマルチを張り植え付けの準備をしておきます。
ナスは寒さに弱い特徴があるので、十分に温かくなってから苗の植え付けをおこないます。
北海道では苗の植え付けはゴールデンウィーク後の気温が十分暖かくなってからの方が良いでしょう。
私はいつも5月の中旬以降に苗の植え付けをしています。
はやく苗の植え付けをしたい気持ちもありますが気温が低いと成長も遅いので結果的には苗の植え付けが遅くても同じくらいの成長度合いになります。
逆に気温が低いことでナスの苗が枯れてしまったりするリスクもありますので植え付けは十分に温かくなってからゆっくり植え付ける方がナス栽培が成功する可能性も高くなります。
ナスの苗の植え付けは50㎝くらい株間をあけて植え付けましょう。
植え付けたあとはナスの株をビニールで囲って寒さ対策をしておきます。
またナスの苗の小さな間は仮支柱を立てしっかりと苗を固定しておきましょう。
ナスの育て方|収穫までの管理
ナスは一番花の下の2本の側枝と主枝の3本を育てる3本仕立てで育てます。
育てる側枝より下に伸びてくる脇芽はすべて欠きとります。
1番花に実がついて膨らみ始めたら摘果して株の成長を促します。
育てる3本の枝からでてくる脇芽をうまく剪定しながら3本の枝を伸ばしつつ、ナスの実を育てていきます。
ナス栽培に慣れるまではこの剪定がむずかしく感じますが、剪定しすぎてもまた脇芽が伸びてきますので思い切っていろいろやってみると少しずつ剪定のコツをつかんできます。
ナスは水分が大好きな野菜です。
土が乾いているときはしっかり水をやります。
またナスは肥料もたくさん必要としますので収穫が始まったら2週間に1回は追肥を与えます。
肥料が切れてしまうと花が咲かなかったり、実がならないことがありますので追肥の管理はしっかりしましょう。
追肥は化成肥料よりも速効性のある液肥の方がつかいやすいです。
ナスは茎や実のヘタの部分に大きなトゲがついていますので剪定時や収穫時に注意します。
ナスにはテントウムシだまし(ニジュウヤホシテントウ)という害虫がよくつきます。
ナスの葉にギザギザの食害が見つかった場合はかなり高い確率でテントウムシだましがいますので個体数が増えないうちに駆除しましょう。
テントウムシだましを駆除するときは益虫のナミテントウと間違えないように注意します!
ナスの育て方のまとめ
科目:ナス科
栽培難易度:ふつう
栽培適温:20~30℃
日当たり:日なた
水やり:多め
株間:50㎝