野菜の育て方

ミニトマトの育て方

投稿日:2021年11月17日 更新日:

ミニトマトの育て方|ミニトマトの特徴

ミニトマトはナス科の野菜です。

ナス科の野菜というのはかなり種類が多く、ジャガイモ、ナス、ピーマンなどメジャーな野菜が多いです。

家庭菜園でよく育てられる野菜ばかりですね。

 

ミニトマトは中南米のアンデス高原が原産といわれ、日当たりが良く、昼夜の気温差が大きくて乾燥した気候が好みの野菜です。

日本の梅雨のような多雨多湿はミニトマトには実はあまり向かない気候と言えるでしょう。

 

ミニトマトは雨で土壌に水分が多いと実の甘みが薄くなってしまいます。

また土中の水分が多いとミニトマトの実にひび割れが入ってしまう実割れが多くなり収穫数に影響がでます。

ミニトマトを育てる時はプランターで栽培するなら雨の当たらないところで、畑で育てる場合は雨除けなどを設置したほうが良いでしょう。

 

ミニトマトには活性酸素の働きを抑える抗酸化作用のあるリコピンが豊富に含まれています。

トマトに多く含まれるリコピンは赤い色の色素で、強い抗酸化作用により老化や動脈硬化、がんの予防に有効といわれています

 

こんなに栄養のあるミニトマトは家庭菜園でぜひ栽培したい野菜ですね。

私も収穫の時には必ず収穫したてのミニトマトを数個すぐに食べちゃいます。

 

抗酸化作用の強いリコピンは特にトマトの皮に多く含まれているので、効率的に摂取するにはジューサーでミキシングしてジュースで飲むのがいいと言われています。

 

トマトの細胞壁を壊すことでリコピンが吸収されやすくなるためです。

 

朝から家庭菜園作業で汗を流し、採れたてのミニトマトをミキサーにかけてトマトジュースを飲むことで健康維持につながりそうですね。

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ミニトマトの育て方|畑の準備と苗の植え付け

家庭菜園初心者の私が初めて育てた野菜はミニトマトでした。

ミニトマトの育て方はわりと簡単で初心者でも簡単に育てることができます。

 

家庭菜園の初心者にとって家庭菜園のイロハも学ぶことができるので、初めての野菜栽培はミニトマトを育ててみるのがおススメです。

 

ミニトマトは種からでも育てることができますがかなり長い期間がかかるのと育て方の難易度も高くなるので簡単に育てるには苗から育てるのが良いでしょう。

 

ミニトマトの育て方ですが、北海道では4月になってからもまだ寒い日があるのでゴールデンウィークが明けて十分に温かくなってから苗を植えるのがベストです。

あまりに早くに苗を植えすぎると寒さで枯れることもあるので、早く畑に植えたい気持ちを抑えながらゆっくり温かくなるのを待ちましょう!

 

ミニトマトの苗は近くのホームセンターなどで時期が来れば簡単に手に入ります。

アイコや千果などの品種なら割と安い価格で手に入れることができます。

 

今はリコピンが普通のミニトマトよりも多く含まれる高リコピンのミニトマトやフルーツのような甘さで糖度が高いミニトマトの苗などが少し高めですが販売されています。

 

自分の好みによって育てるミニトマトの品種を選んでみると育てるのも楽しくなりそうです。

 

ミニトマトの良い苗の選び方は節間が均等で間のびしていないもので、葉の色が濃い緑色で茎が太いものが良いでしょう!

 

なるべく子葉が残っているもので、葉の裏にアブラムシなどの害虫がついていないかもチェックが必要です。

第1花房の最初のツボミが咲きはじめているものがベストです!

畑の土づくりはまず苗の植えつけの2週間前に苦土石灰を撒いて耕し、1週間前に堆肥と化成肥料を撒き十分に耕します。

 

ここでしっかりと土を耕しておくと、ミニトマトの根張りが良くなり立派な株に育ちます。

 

化成肥料は多くやり過ぎると実のつきが悪くなったり、葉や茎だけが育ってしまったりするので元肥の量は注意が必要です。

 

しっかり土を耕した後は畝を立てます。

畝を立てる一番大きな理由は水はけを良くすることで、ミニトマトは水はけのよい環境を好みます。

 

畝の高さは15cmくらいあればいいでしょう。

畝幅は70cmくらいにし、株間は50cmくらいあけて植えつけます。

植え付け後はわき芽をかき取り、水をたっぷりとやります。

 

また植え付け後は風よけのためにビニールで苗を囲う行灯を設置した方がいいでしょう。

 

風よけをつけないと冷たい風に当たることで株の成長がおそくなったり、または株が枯れてしまったりすることもあります。

ミニトマトの育て方|収穫までの管理

植え付け時は仮の支柱でいいのでしっかりと支柱に固定し、倒れないようにします。

風よけを外すころには本支柱を設置しましょう。

 

ミニトマトは乾燥した土が好みなので水のやり過ぎに注意をします。

苗の植え付け前半で水をやりすぎると根があまり成長しなくなり、株の成長も悪くなります。

 

地植え栽培でマルチを設置していればほとんど水をやらなくてもミニトマトは成長します!

プランター栽培なら葉が萎れてきてから水をあげても十分に間に合うので、水のやりすぎには注意したいですね!

ただ品種によっては乾燥に弱いものもあるようです。

 

 

地植えの場合は支柱の高さは地面から150cm以上は必要です。

ミニトマトはわき芽かきをして1本仕立てで育てるのが基本です。

ですが、ウチでは畑がせまいこともあり元気そうなわき芽を1本残して2本仕立てで栽培しています。

 

2本仕立ての栽培は1本の苗で収穫量も多くなるので畑のスペースが限られている場合には2本仕立てがおススメです。

 

1番花の実が膨らみ始めたころに化成肥料または液肥で追肥をおこないます。

これ以降の追肥は株の様子を見ながら2週間ごとに繰り返しおこないます。

 

赤く色づいた果実から収穫をし、8月の中旬には摘芯をし実の成長を促します。

ミニトマトは乾燥気味に育てたほうが実が甘くなるので水はあまり与えすぎないように注意しましょう。

 

雨が続くと実が割れることが多くなるのでできれば雨除けなどを設置して育てたいですね。

ミニトマト栽培は病気や害虫も少なく、比較的育てやすい野菜です。

 

栄養も豊富にあり、収穫も多く期待できるので家庭菜園では一番におススメしたい野菜ですね!

 

地植えの方が収穫数はかなり多いですが、プランター栽培でも十分に収穫できるのでベランダでのプランター栽培もおススメです。

 

ミニトマト栽培のまとめ

科目:ナス科

栽培難易度:かんたん

栽培適温:20~25℃

日当たり:日なた

水やり:乾燥を好む

株間:50cm

畝幅:70cm

 

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