無農薬栽培におすすめのアブラムシ対策とは?
家庭菜園をはじめてからウチの畑では無農薬での野菜作りに取り組んでいます。
ただふつうに市販で売っている野菜には農薬は使われているし、今の農薬はほとんど人には悪影響もなく(おそらく…)多少つかっても問題はないとは思います。
…ですが、せっかく自分で育てるならなるべく農薬はつかわないようにしようという軽い気持ちからです。
ただ無農薬での野菜作りの道のりはけわしく害虫との闘いです。
無農薬だと育てている野菜も味が美味しいのか、すぐに害虫のすみかとなってしまいます。
家庭菜園で野菜を作るようになってはじめていろいろな害虫の存在に気づくことができました。
家庭菜園の野菜の害虫のなかでも1番身近で厄介な害虫がアブラムシです。
アブラムシは繁殖力が強く1度発生すると一気に大量に増殖します。そしてアブラムシは 野菜の養分を吸って植物を弱らせます。
また直接的な被害以外にも ウィルス病(モザイク病、すす病など)などの植物の病気を媒介したりして野菜の株に間接的な被害も与えます。
もし農薬を使うならアブラムシは薬剤に弱い種類が多いので野菜の株の植え付け時にオルトラン粒剤を土に混ぜることで予防できますが、ここでは農薬を使わないアブラムシの駆除対策を考えます。
無農薬での野菜栽培ではアブラムシが発生する可能性はかなり高く、ウチの家庭菜園の野菜ではピーマン、オクラ、ししとう、きゅうりなどにつきやすいです。
アブラムシが1度発生するとなかなか手で駆除することは不可能に近いです。アブラムシの繁殖能力は高くいくら駆除してもすぐに増えてしまいます。
そこでウチの家庭菜園ではアブラムシの駆除対策として、てんとう虫にアブラムシを捕食してもらっています。
てんとう虫はアブラムシをガンガンと食べてくれる益虫です。
幸いにも毎年必ずてんとう虫がやってきて我が家庭菜園の野菜たちをアブラムシから守ってくれます。
てんとう虫のアブラムシを捕食する能力は成虫が1日で約100匹 幼虫は1日で約10匹ほど捕食します。
益虫であるてんとう虫にもさまざまな種類がいますがよく目にするのはナナホシテントウ、ナミテントウです。
ナナホシテントウは背中の星が7個のてんとう虫で、ナミテントウはいろいろな模様のてんとう虫がいます。ナミテントウが増えてくるといろんな模様のてんとう虫が増えてくるので探すのがとても楽しくなります。
アブラムシ駆除に力を発揮する益虫のてんとう虫ですが成虫は羽があるのでどこかに飛んで行っていなくなる可能性があります。
アブラムシ駆除に効果を発揮させるにはてんとう虫の幼虫のほうが野菜の株に住み着く可能性が高いのでそちらのほうが良いでしょう!
てんとう虫の成虫が数匹いれば卵を産み付けてそれが幼虫になりてんとう虫のライフサイクルができるので自然とてんとう虫が増えてきます。
そうなれば家庭菜園の野菜たちのアブラムシの被害もかなり抑えられます。
せっかくの自家菜園なのでてんとう虫のような益虫を利用した自然農薬で良い野菜作りを目指したいですね!
害虫テントウムシダマシとテントウムシの見分け方
てんとう虫はアブラムシを捕食し駆除してくれる益虫であると話しましたが、てんとう虫にそっくりなテントウムシダマシという虫(ニジュウヤホシテントウ)がいます。
テントウムシダマシはナスやジャガイモなどの葉を食べる害虫です。
てんとう虫にそっくりで慣れないと見わけがつかないくらいにそっくりです。
ナミテントウの模様によってはテントウムシダマシにそっくりなものもいます。
ナミテントウとテントウムシダマシ。。。とてもそっくりです…汗
テントウムシと害虫であるテントウムシダマシ(ニジュウヤホシテントウ)の見分け方はナミテントウのカラダはとても光沢がありきれいです。
テントウムシダマシはカラダに光沢がなく、うっすらと毛が生えています。
しっかりと見分けして益虫のてんとう虫は駆除しないようにして、害虫のテントウムシダマシを駆除しましょう!
ナミテントウの特徴
①カラダに光沢がある
②テントウムシダマシに比べるとカラダが小さい
③カラダの斑点がくっきりしている
テントウムシダマシの特徴
①カラダにうっすらと毛が生えている
②テントウムシよりカラダが大きく上部が少し膨らんでいる
③斑点がくすんでいる