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家庭菜園で使う主な堆肥の種類と特徴!初心者に最適な堆肥とは?
家庭菜園の土づくりは立派な野菜を作るのにとても重要です。
その土づくりに使うのが堆肥です。
土の状態にはそこそこの土地でいろんな特徴があり、例えば粘土質の土が多く排水性が悪い地質があったり、または逆に砂質で排水性が良すぎるなど様々です。
自分の畑の土質を改善するのに必要な堆肥を選びながら野菜作りに最適な土作りを目指しましょう。
土づくりは少しずつ土を改良しながらじっくり長い年月をかけてやらないと野菜作りに適した良い土にはなりません。
私の畑も始めは粘土質が多く雨が降るとすぐに水が溜まりドロドロになることが多かったですが、毎年堆肥を投入することでかなりフカフカした土質に変わってきました。
そんな土作りに重要な役割をもつ堆肥ですが、家庭菜園の土づくり、野菜作りに使用する堆肥にはいろいろな種類がありそれぞれが持つ効果や特徴は違います。
そんな家庭菜園の土作りにおもに使用する堆肥の種類とその効果と特徴をまとめてみました。
また私が自分の畑に投入した堆肥の種類とその後の畑の土の変化などを書いていきたいと思います。
自分の畑の土質に合った堆肥を土に混ぜて耕し野菜に良い土づくりを目指しましょう!
①牛糞堆肥の成分とその効果と特徴
牛糞堆肥は牛糞におがくずやもみ殻、ワラやバークチップを混ぜて発酵させた堆肥です。
牛は草食性で大量の草を食べますが繊維分の約半分は体の中で分解できずにフンとして体外に排出されます。
牛糞堆肥の成分は肥料成分は少ないものの繊維分が多いのが特徴で土に混ぜるとゆっくりと分解され効果が長く持続します。
牛糞堆肥は土の水はけ、通気性、保水性の改善に効果を発揮し、土作り効果が期待できます。
牛糞堆肥の肥料成分は鶏糞堆肥や豚糞堆肥に比べて低く、成分は窒素、リン酸、カリウムともに約2%前後の含有となっています。
牛糞堆肥は価格もお手頃で家庭菜園初心者にはおすすめの堆肥で、私もよく使用しています。
②馬糞堆肥の成分とその効果と特徴
馬糞堆肥は馬糞を馬房の敷きワラやもみ殻を混ぜて発酵させた堆肥です。
馬糞堆肥の特徴は牛糞堆肥よりも肥料成分は低めですが繊維質は牛糞堆肥よりも多く土をふかふかにする土壌改良効果は抜群です。
馬糞堆肥は畑の土の水はけ、通気性、保水性の改善には最適の堆肥です。
馬糞堆肥は畑の土づくり、土壌改良には一番効果的で、うちの畑も粘土成分が多く水はけが悪いので一番多く使用している堆肥です。
価格的には馬糞堆肥は牛糞堆肥よりも少し高めですが、粘土質で排水性の悪い土質の改善には経験上一番良い堆肥でオススメできます。
③豚糞堆肥の成分とその効果と特徴
豚糞堆肥は牛糞堆肥や馬糞堆肥に比べて繊維成分は少ないですが、肥料成分は高く窒素分とリン酸が多く含まれていて肥料としての効果が高い堆肥です。
豚が食べているエサの種類で肥料成分の含有量は左右しますがだいたいの窒素、リン酸、カリウムの含有成分は約3%、5%、1%前後となっていて牛糞堆肥や馬糞堆肥に比べて豊富に肥料成分が含まれています。
ただ肥料成分が多いだけに土に入れすぎて肥料焼けにならないように注意が必要で、初心者には扱いづらい堆肥だと言えます。
④鶏糞堆肥の成分とその効果と特徴
鶏糞堆肥の肥料成分は家畜糞堆肥の中で最も高く家庭菜園では肥料として元肥、追肥に使うのがおすすめです。
鶏糞堆肥は窒素、リン酸、カリウムの含有成分はそれぞれ約4%、6%、3%前後で他の堆肥と比べるとカルシウムが豊富に含まれているのが特徴です。
鶏糞堆肥は肥料としての効果が高い分、繊維成分がほとんどなく土の土壌改良、土づくりには向いていません。
また、鶏糞堆肥も豚糞堆肥と同様に畑に投入しすぎて肥料焼けにならないように注意が必要です。
鶏糞堆肥もどちらかというと肥料に使用する堆肥となるので土作りという意味ではオススメできない堆肥となります。
堆肥を使って土作りに挑戦!土にもたらした効果と結果!
家庭菜園を始めた当初、私の畑の土は粘土質が強く、排水性のあまり良くない畑でした。
しかし毎年馬糞堆肥や牛糞堆肥を投入することで、少しずつですが土の質が少しずつ変わり始め畑の上を歩いてもフカフカした感じの土に変わってきました。
雨のあとの水たまりの引きが早くなり、排水性の改善が見られました。
さらに驚いたのがミミズの数が増え、それも太いミミズが畑の土の中で多く見られるようになってきました。
粘土質が強い畑、排水性の良くない畑には馬糞堆肥、牛糞堆肥がオススメです。
馬糞堆肥、牛糞堆肥を使って土作りをした結果!
①畑の土の排水性が良くなった
②畑の土の中にミミズが増えた