我が家の家庭菜園にあらわれた害虫たち 2017
今年の家庭菜園もあとはニンジンの収穫を数本残すのみとなりました。北海道の家庭菜園の時期というのは本当に短くてあっという間に終わってしまいます。毎年今の時期がいちばんサビシク感じてしまいますね。
でも家庭菜園を楽しめる期間が短いからこそ充実した菜園生活を送れるのかもしれません。
今日は2017年のわが菜園に訪れた害虫の種類をまとめていきたいと思います。
①キスジノミハムシ
キスジノミハムシはわが家庭菜園の畑に毎年発生している害虫です。
黒っぽい体長3~5mmくらいの害虫でカブトムシと同じ甲虫の仲間です。キスジノミハムシは幼虫は土の中で野菜の根を、成虫は地上で野菜の葉を食害します。
食害する野菜はアブラナ科の野菜でうちの家庭菜園では コマツナの葉、カラシナの葉、水菜などが被害にあいました。葉が被害にあうと小さな穴がたくさんあいてしまい 食べる事はできますがあまりいい気分はしないです。。。
またウチでは育てたことがないんですが、大根の場合は根の部分をキスジノハムシの幼虫に網目状に食害されるようで病気の原因にもなる場合があるそうです。
対策としては農薬を使用しないのであれば見つけ次第 捕殺していくしかありません。捕まえるのもひと苦労でノミのようにピョンピョンと跳ねまわり、なかなか簡単にはいかないです。
予防に防虫ネットや不織布、寒冷紗をかければ少しは軽減されますが防虫ネットも0.6mm以下の目合いのものでないと進入を防げません。またキスジノミハムシは銀色を嫌う性質もあるようでシルバーマルチも効果があるようです。
②ネキリムシ
ネキリムシにも今年はやられました。。。
プランターで育てていたミツバがいつの間にか倒されて跡形もなく無くなっていました。
ネキリムシの被害は本当に深刻で気づいた時には大打撃を受けていることがほとんどです。ほんとうに憎たらしい害虫です。
ネキリムシはカブラヤガなどの夜蛾の幼虫で昼間は土の中に潜んでいて、夜のうちに地上へ出てきて若い苗の地際の部分を食害します。ひどいときは苗を食いちぎり倒していきます。
せっかく種を蒔いて芽が出てきて天塩をかけて育ててきた野菜が根元から食いちぎられ倒されるのはかなりのショックを受けますね。
対策としては無農薬で野菜を育てている場合は被害のあった苗の近くの比較的浅い土の中に潜んでいるときが多いので 掘り出して捕殺するしかありません。
ただ中には深くまで土の中に潜っているときもあり、今年被害を受けたミツバのプランターからネキリムシを見つけるのにはけっこう苦労しました。
予防策としては野菜の苗の茎を段ボールやストロー、爪楊枝などで囲い保護する方法があります。またはこまめに雑草を除草しカブラヤガなどが寄ってくるのを防いだり、防虫ネットでふさぐことで完全にネキリムシから保護する方法もあります。
ただ防虫ネットを掛ける前にすでにネキリムシが土の中にいる場合は防ぐことができません。
③アオムシ
アオムシは子供の時からなじみのある昆虫でモンシロチョウの幼虫です。アオムシもアブラナ科の野菜、コマツナ、カラシナ、水菜などにつきます。
アオムシの食害はキスジノミハムシの食害とは比べものにならず、被害は大きいです。モンシロチョウが飛来しアブラナ科の野菜の葉に卵を産み付けることで発生します。
対策としては毎日の定期観察しかないですね。葉の表、裏に卵が産み付けられていないか、または葉が大きく食害されていないかなどを根気よく観察するしかありません。ただ見つければ簡単に捕まえることができるので被害を抑えるのはキスジノミハムシに比べると簡単にできると思います。
予防はやはり防虫ネットや不織布、寒冷紗などで野菜の株を覆うのがいちばんカンタンにできる方法です。
防虫ネットなどで覆えばモンシロチョウも近づくことが出来ず、ほぼ100%防げるでしょう!